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改修工事は事前に必ず調査を行わなければなりません。調査には予備調査から、機器を使った調査まで種々あります。特にコンクリート面は、凍結、塩害、中性化、アルカリ骨材反応などの影響を受けて傷んでいる場合がありますので慎重な調査をする必要があります。

予備調査

新築時の設計図書や過去の修繕記録を調査する。

本調査(一次、二次、三次)

目視、打診などにより、損傷の具合を確認するために実施する。

施工調査

選定された改修工法を施工するのに必要な情報・数量を得るために実施する。

主な調査方法
1.目視による外視調査

建物の外観状況を観察し、ひび割れ状況、浮き状況、欠損、爆裂の状況、シーリング劣化状況などを把握します。

2.打診、実測による調査

クラックスケールなどを用い、ひび割れの幅、延べm数を確認したり、テストハンマーなどによる打診を行い、モルタル・タイルの浮きの位置や延べ数を確認します。

3.中性化テスト

フェノールフタレイン試薬(1%エタノール溶液)を散布し、pH値を確認します。

pH値に対する錆びやすさのグラフ

4.コアボーリング

コアボーリングにてモルタルなどの仕上げ層の厚さや浮き状況を確認します。